スプレーワーク ベーシックコンプレッサーを分解する

モーターを交換するのだ!


タミヤエアーブラシシステム No.20 スプレーワーク ベーシックコンプレッサー Item No:74520を分解してモーター交換の修理をしてみます。

ケース底面の4本のビスを抜いてケースを上下に外します。

コンプレッサー本体は固定されず、スポンジで外側のケースに挟み込まれています。
組み立てる時にスポンジがずれてやりづらい場合は、スポンジを両面テープで仮留めすると良いかもしれませんね。

本体のケースは5本のビスを抜いて上下に割ります。
ハメコミのツメなどは無いのでビスを抜けば簡単に割れるはずです。


エアホース先端のニップル(?)を抜いてケースを取り外しコンプレッサーの中身を露出させます。

初代スプレーワークItem No:74501と同じ光景が現れます。


見た目の印象だけでなく、コンプレッション・ユニット、モーター部とも初代と互換性があります。
写真のギヤ部のケースの上側の汚い方は初代、下の方はベーシックコンプレッサーの部品です。
このようにぴったり合います。

初代との相違点は、初代はクランクの金属シャフトとコンプレッションユニットが直接接触していたのが、ベーシックだとクランクの金属シャフトにナイロン(?)のカラーがはめ込まれコンプレッション・ユニットと金属シャフトが直接接触しなくなっています。
初代は長期間使用していると、コンプレッション・ユニットがシャフトに負けてすり減ったのですが、対策されたようです。


前後しますが、コンプレッション・ユニット
(蛇腹(ジャバラ)ポンプ部分、部品名:スプレーワークコンプレッサー コンプレッションユニット、部品番号:7800279
2007年にタミヤ カスタマーサービスから購入した時は単価\1420、代引き手数料\315でした)
を取り外すとモーター・ギヤの部分を取り出せます。

クランクのシャフトのカラーも確認できますね。


モーターと反対側のクランクを抜きます。
(モーター側は抜く必要がありません)

圧入されているので、真っ直ぐ引き抜きます。
小型のプーラーでもあれば良いのでしょうが、無い場合は金属製のタックリフター(自動車の内張剥がし)等を使用します。
プライヤーで掴んで力任せに引き抜こうとしてもクランクを変形させるだけだと思います。


写真で分かるように円断面を切り欠いた状態ではめ合わせられているので、引き抜くときにシャフトに対してクランクを回転させると、クランク側のはめ合わせが変形して空転するようになってしまいます。


クランクが抜けたら4本のビスを外してケースを開けます。

モーターのピニオンを抜きます。


モーターを押さえているビス2本を抜けばモーターを取り出す事が出来ます。

他のビスは全て同じサイズなのですが、このモーターを押さえているビスだけは長さが短い物になっています。
組立時には要注意ですね。


モーターはマブチ RS-380PHです。ラジコン用の\1000位のモーターですね。


モーターのケーブルはハンダ付けされているので、ハンダコテでハンダを溶かしてモーターを交換します。
40Wのハンダコテを使ったんですが、結構融点の高いハンダを使っているようなので、20Wとかだとやりづらいかもしれませんね。

組立は逆の手順でやっていけば、特に問題になるようなことは無いと思います。

あっ、新しいモーターにはコンデンサが付いているハズなので、モーターをビス留めするときにブラケットでコンデンサを挟み込まないように注意すると良いでしょうね。
どうしても邪魔ならコンデンサを外してしまっても特に問題はありません。
(近くのラジオなんかにノイズが入るとかの問題は発生する可能性があります)


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