HO-Slot Racing

HOスロット・カー入門
HO slotracing cares

HO-slotracing

HO スロットレーシングとは?

 日本国内でスロット・レーシングと言えば多くの場合“1/24スケールの営業コース”を指しますが、勿論 これだけがスロット・レーシングではありません。

 HOスロット・レーシングとは、中でも最も小さなスケール(縮尺)で構成されているものです。
 具体的には、給電線(コース上の溝の両脇にある、車両に電源を供給している金属線)の間隔が鉄道模型の“HOゲージ”と 同じで、縮尺としては、一般的に1/64と表記されています。
 ここで鉄道模型に詳しい方なら、1/64というスケールは間違いなのではないか?と思われるでしょうが、鉄道模型の場合 “線路幅”が HO ゲージになるのですが、スロットカーの場合は“ピックアップ・シュー(給電線から電源の供給を 受ける部分)”が HO ゲージになるため、このようなスケール表記になります。
 しかしながら、シャシのホールベース&トレッドが決まっているために、モデルになった実車の大きさにより実際の 縮尺はまちまちとなります(おおよそ、1/60〜1/70程度になっているようです)。

 1/24スロットカーが営業コース中心であるのに対し、HOスロットカーは、組立式のホームコースが主流です。  “AFX(エポック&トミー)”“TYCO”などのコースと車両のセットを玩具店などで見かけたことのある方も多いと思います。
 なにより、組立式で比較的小さなスペース(畳1枚分あればそこそこ遊べるコースが出来上がります)で展開できるため 手軽に楽しむことができます。或いは、まさに鉄道模型のようにレイアウトを楽しむこともできるでしょう。

 基本的には、2レーンなのですが、コースを買い足すことにより(2レーンのコースの外側に、コーナーを追加する) 4レーンにもなります。レースを楽しむとなれば、2人より4人のほうが白熱することでしょう。 (4レーン・セットと言うものも販売されていましたが、2レーンのコースが基本になっているので、2レーン用のセットから 始めて、後にコースや電源、コントローラーを買い足して4レーンにするのが手軽でしょう)

 残念ながら2000年2月末時点では、日本国内でのHOスロットレーシング・セットの流通はありませんが、 フリーマーケットなどで“中古玩具”として大変安価で売られている場合が多いので、そのような場で入手するのが 得策だと思います。

 電源ですが“AFX”“TYCO”ともに、ACアダプターを使用し約20Vで走行させます。
 ここで注意しておきたいのは、古いHOスロットカーの中には(“Match Box”等)乾電池4本の6V仕様のものもあることです。 この6V仕様の車両を12V電源で使用した場合、最悪発火する可能性がありますので、出所不明な 車両の走行は避けることが賢明です。(この場合、ボディーだけをAFXやTYCOのシャシに装着して楽しむことも可能です)

Saize of HO  HOスロットカーの大きさをタバコの箱と比較してみました。
 トミカやHOT Wheelより若干小さい位でしょうか?

こんな仕掛けになっています cyasi

 写真をご覧になれば一目瞭然だと思いますが、若干の解説を・・・。
 (写真は“トミー AFX”)
 ピックアップ・シューは給電線に常に接触しているわけですから、摩耗してしまい新品の部品と交換しなくてはなりません。 (同様に消耗部品としては、ピニオン・ギア、タイヤ、ホイールが挙げられますが、よほど頻繁に走行するのでなければ 消耗品と考える必要はないでしょう)
 しかし、残念ながら上記の消耗品に関してもコース・セット同様に現在、日本国内での流通は途絶えています。 (一部の小売店では、独自に海外から仕入れたり、以前流通していたときの在庫の販売を行っているため、全く入手が できないということはありません)
 


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