中古のカーオーディオなんかを入手したとき、安定化電源やバッテリーに直接接続してチェックするわけです。
このとき、手持ちのミノムシクリップなんかを総動員するわけですが、特にカプラーの中の端子にクリップを噛ませる場合、ショートの危険性がかなり高いわけです。
で、安全に作業をする為に、主にカーオーディオ用のテスト用ハーネスを製作してみました。
(端子の形状が合えば、ライトだろうが何にでも使えます)
まずは、マイナス(アース)側。
ワニ口をバッテリーの端子、反対側にテストする電装品のアースを接続する為の端子を取り付けています。
端子側を細かく見てみましょう。
5mmの丸端子に5X15のビスをナットで固定し、蝶ナットをセットしています。
一般的なクワ型端子等をナットと蝶ナットの間に接続します。言うまでもありませんが、複数個の端子を接続できます。
ビスが回らないように固定し、蝶ナットをセットしているために、工具無しで脱着可能です。
メスの250型平端子2個をセットしています。
平端子を接続する為というよりは、カプラーの中の端子に接続する為ですね。
オスのギポシ端子を1個付けていますが、あまり出番は無いでしょう。
(でも、これが必要なモノを持っていたりもする)
出番が無いのもナンなんで、ギポシには250型平端子付きの延長コードを接続しています。
(カセット・レシーバーとアドオンのCDプレーヤーを同時に接続する場合なんかには必要かもしれない)
お次はプラス側
二つの電装品を同時に接続できるよう(前出のカセット&CDやホーン等)1個のワニ口に対して2系統作っています。
1系統につき、メスのギポシ、メスの250型平端子それぞれ3個付けています。
(正直に書いちゃうと、手持ちが底をついたんで、もう1系統はギポシを1個省略しています)
オーディオの場合“常時電源”“ACC電源”“照明”の3系統が必要となる場合が多いので3個付けています。
手持ちが無くなったんで、プラス側の線に“黒”を使用してしまいました。
極性を間違えることは無いと思うんですが、あまり宜しくはないですね。
なんとなく、ワニ口に丸端子で接続したんですが、丸端子ネジ留めなんで、必要があれば、更に線を増やせますね。
なお、一般的な方法とは逆になりますが、プラス側ではなくマイナス側にヒューズを取り付けています。
これは、プラス側だと今後ラインを増やした場合、増やしたライン毎にヒューズが必要になる為、今後とも1系統だけのマイナス側にヒューズを設置しています。
車載状態で使用するわけではないので、これで問題は無いハズです。
(もしかしたら、プラス側で遮断しないと不具合の出る器機があるかもしれないけど)
それにしても、エーモンにしてもフジックスにしても、ヒューズBOXにビニール線を予め取り付けた状態で売るのはカンベンして頂きたいものです。
ラインにヒューズを割り込ませる為に端子が余計に必要になります。(<そういう商法なのか?)
今回は、カーオーディオ(多分ソニー)に付属のハーネスからヒューズBOXを取り出し、BOXの端子ギリギリで線を切りとばし、端子に線をハンダ付けしています。
ゴチャゴチャして判りづらいんですけど、使用例ですね。
スピーカー用も製作してみました。
ヘッドユニット側は250型メス平端子とオス、メスのギポシをセットしているので、純正品、社外品共に対応しています。
(純正品の場合、250型以外のハウジングを使用していることが多々あるので、その場合は使えませんが)
スピーカー側には250型メス平端子一対と110型メス平端子1個を取り付けています。
こうしておけば、純正、社外共に接続に困ることは無いでしょう。(と思うんだけど・・・)
これを2組製作しています。
4スピーカー対応のことを考えるともう2組欲しいトコですが、その場合は、面倒だけど前後を入れ替えながらチェックすればいいやってコトにします。
シガーソケット接続のアクセサリーのチェック・・・というより、専らクルマ関係無しにシガーソケット接続のアクセサリーを使う為に使用しています。
冬の前後のタイヤ交換時の空気の補充なんかに12V電動コンプレッサーを接続するのが主な使い道です。
相当チャチなコンプレッサーですが、足踏みポンプより、よっぽど短時間に充填できます。<堕落だ(笑)
災害なんかで長時間停電した場合の電源としての利用価値もあるでしょうか。
(せいぜい、携帯電話の充電と12V蛍光灯を使う位でしょうけど)