平成7年式('95) ダイハツ オプティ(E-L300S) Pico-Sは、車両後方から引っ張ることができません。
緊締用の穴は左右にあるんですが、そこから真っ直ぐ後方へ向かうとバンパーがあって、牽引ロープをかけることができません。
これでは、冬道で路外逸脱や雪山に突っ込んだりして自力で脱出出来なくなった場合に非常に困ります。
ってことで、バンパーに穴を開けて後方から引っ張れるようにします。
まずは、現状確認を兼ねてバンパーを取り外します。
10mmのソケットとエクステンションだけでバンパーを外せます。
最初に、非常に分かりづらい所ではあるんですが、タイヤハウス付近のバンパー両サイドのボルトを外します。
六角アタマなんですが、ネジ山が鉄板ビスなんで、うっかり転がしておいてタイヤで踏んじゃうとパンクします。作業もしづらい場所なんで気を付けなければいけません。
お次に(こっちが先でも良いのだけれど)ナンバーを外します。軽は封印がないんで、カンタンで良いです。
(余談ですが、電動ドライバーを持ち歩いて、駐車禁止の場所では・・・ゴニョゴニョ・・・)
ナンバーを外すと見えるボルト2本も外します。
後は、リアゲートを開けたら丸見えになるボルト3本を外せばバンパーは外れます。
ナンバー灯がバンパー側に付いているので、ナンバー灯から車体に入っている電線をたどり(って程でもない)、車体側のグロメットを外して引き出すと、2Pハウジングが現れるので、ここで電線の縁を切ります。
これでバンパーが外れました。
改めて、緊締用の穴を確認します。
右は、排気管の関係で後ろからは引けないようです。
ということは、必然的に左を牽引用に利用することになります。
(もちろん、こんな緊締用を利用して引きずり出すなんて、やらない方が良いに決まっているんですが)
緊締用の穴の後方上の鉄板の張り出しが干渉しそうなんで、試しにロープをかけてみます。
なんとか真っ直ぐ後ろに引く分にはイケそうです。
(ハイリフトのランクルなんかに牽かれるとマズそうだけど)
一旦、バンパーを仮に取り付けてバンパー裏から、緊締用の穴の左右方向の中心と邪魔になりそうな鉄板の下端をマジックでマーキングします。
バンパーを外して、マーキング位置に一発穴を開けて、再び仮に取り付けます。
そして穴から覗いて、緊締用の穴が見えることを確認します。
(4〜5mm程度の直径の穴であれば、覗いて見ることが可能です)
思い残すことが無くなるまで確認したら、本格的に穴開けです。
バンパーを取り外し、牽引ロープが通る穴を開ける周辺にマスキングテープを一面に貼ります。
(作業中の傷つき防止)
マスキングテープに穴をケガキます。
上下35mm、左右80mm程度の長穴にします。
ジグソーで穴を開けますが、相手がプラスチックなんで、極力ブレードの速度を遅くします。
(熱でプラスチックが溶けると収集がつかない)
ジグソーで穴を開け、切り口を鉄工用の甲丸ヤスリで整えたら、マスキングテープを剥がし、元通り車体に取り付けます。
そんで、出来上がりはこんなカンジ。
無駄な作業に終われば良いんだけどね。