WINDOWS98SE環境でmp3プレイヤーを導入する

SDカード式一択です


PCからUSB接続でiPod等のプレイヤーの内蔵メモリーに直接データを送るためには、PCがプレイヤーを認識しなくてはいけません。

winXP等はUSB Mass Storage Classを搭載しているので全く問題無く認識してくれるのでしょうが、残念ながらwin98SEはUSB Mass Storage Classを搭載していないので、USBケーブルを接続しても認識してくれません。

プレイヤーのメーカーがwin98SE用のドライバを提供してくれれば、それを導入することで解決するのですが、現在市場に流通しているMP3プレイヤーの殆どがwin98SEのサポートが終了してから販売されているため、ドライバの供給は絶望的です。

幸いなことに、SDカードを利用するMP3プレイヤーが存在するので、これなら使えます。
(過去に販売されていた多くのカードリーダーにはwin98SE用のドライバが供給されていた)

と言うことで用意したのがこれ



型番等一切無いのでパッケージに記載している単語を列記しておきます。


SDカード式超小型MP3プレーヤー COOL MP3 PLAYER Pocket Size&Cool Color MP3 Player クールMP3プレーヤー ポケットサイズのMP3プレーヤー Y・S・N
マイクロMP3プレーヤー Micro MP3 Player 超小型・SDカード式のMP3プレーヤー 株式会社 ワイ・エス・エヌ

(win98/win98SE用のドライバCDも同梱されてはいるんですが、無闇にドライバを入れてPCが不調になってもバカらしいんでこれは使わず、従来から使用しているカードリーダーを使用します)

その中身がこれ



ゲームセンターの景品らしいです。

単四電地1本使用、内蔵メモリー無しのSDカード利用のタイプです。

上海問屋のDN-2000と外見がよく似ていますが、こちらのスイッチ部は硬質プラスチック、更に分解してみると



DN-2000とは相違が見られます。
(手元にDN-2000が無いので、DN-2000の内部を確認する場合は“DN-2000 (分解 改造)”で検索すると画像を見つけることができます)


PCのハードディスク(HDD)内のMP3データをSDカードに転送するんですが・・・。



曲のタイトル(ファイル名)の先頭に3ケタの通し番号を付けておけば、ファイル名順(通し番号順)に再生されると考え、このように一括して選択、ドラッグしてMP3プレイヤーで再生してみると曲順がバラバラになってしまいます。
いわゆるシャッフル状態で再生される訳ではなく、→105→102→101→103→といった曲順になってしまいます。
通し番号を2ケタにしても同じ現象が起こります。
フォルダごとコピーしても同様です。
(フォルダ内のデータも再生できるが、プレイヤーの操作でフォルダ単位のリピートやスキップができないのでフォルダを作成する意味がほとんど無い)

そこで、一旦SDカードをフォーマットし直して・・・。



(説明に使用している画像は同一のSDカードの物ではありません)

(プロパティのウインドウで、“ファイルシステム:FAT”と表示されているのはFAT16。FAT32の場合はFAT32と表示されます<win98SEの場合)

101から番号順に1曲ずつコピーしてみます。



これで試してみると通し番号順に再生されました。
また、再度SDカードをフォーマットして、今度は111→110→の様に逆の順番に1曲ずつコピーしてみると、111→110→といった様に再生されます。

結局、ファイル名は関係なく、カードをフォーマットしてから書き込んだ順に再生されるということが判ります。

また、109と110の間に曲を入れようとして110以降を一旦削除して例えば200と300を書き込み、その後110、111を書き込むと、109→200→300→110→111になりそうな物ですが、その通りになったり、109→110→111→200→300の順になったりします。
ひょっとするとフォーマットしない限り、削除した曲のデータも残っていて(メモリの該当するアドレスに上書きしない限りは何らかの情報は残っているはず)このような現象が起こっているのかもしれません。

再生順を厳密に指定する場合は、一旦SDカードをフォーマットし、再生順に1曲ずつHDD(別にUSBメモリーでも何でも良いけど)からコピーしなくてはならない様です。



一旦プレイヤーで再生したSDカードを見てみると“Mp3_sys.dat”が作成されていますが、これはレジューム情報(電源を切ったときに再生していた曲とその時の音量)の様です。
プレイヤーからSDカードを取り出してPCに接続したときにMp3_sys.datは削除しても特に不都合は無いようです。
(当然、削除すると1曲目からの再生になります)


これでwin98SE環境でもMP3プレイヤーが使用できるようになりました。
(もっともプレイヤーとしては相当ショボいですが)
これで完了のつもりだったんですが、プレイヤーの電源にイマイチ不満があるので、次のページで取り上げてみます。

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