専ら近場をチョロチョロ走るだけの平成7年式('95) ダイハツ オプティ(E-L300S) Pico-Sなんですが、軽自動車は高速道路の料金が安いんで、このクルマで用が足りるなら高速使うこともあるでしょう、ってことで必然的にETC車載機の取り付けを企んでみます。
セブンドリームで申し込むと(楽天でも同様の企画があるらしい)、受け取り時\500プラス2年後\240の支払いでセットアップ済みの車載機を入手できるので(申し込み時に車検証のコピー代\10も必要)これを申し込みます。
他のクルマでセットアップ済みの車載機も持っているのですが、再セットアップの料金(\2500〜\3000)を考えると新たに入手した方が遙かに安上がりです。<不思議なことだ
アンテナ別体のものよりも、一体型の車載機をシガーライター接続にして、使うときだけダッシュボードの上にマジックテープで固定し、使わないときは(クルマから離れるときは)隠しておくのが一番手間もかからないし、スマートだと思う今日この頃ですが、残念ながら今回取り付ける車載機は、よりによってアンテナ フロントウインドウ貼り付け型です。
ということで、取り付けに一工夫することになります。
なお、ETC車載機は付属品を含め、アンテナを除き 310サニー・カリフォルニアに取り付けた物と同一です。
結果から言うと、この位置に脱着できるように車載機本体を取り付けるので、ブラケットの製作から始まります。
最初に、車載機の取り付け場所のダッシュボードの断面の型紙を作ります。
(ダッシュボードのステアリング コラムの部分だと一発で断面がとれる)
この型紙をもとに、ブラケットの形状を考えます。
19*3のフラットバー(帯鉄)で左右対称に2本製作します。
フラットバーにタップでネジ山を切るため、曲げる前に穴開け、ネジ切りをしておきます。
平行して、車載機の取り付けベースには、ブラケットと締結するためのナットを仕込んでいます。
幸い、取り付けベースには多くのリブがあるので、これを利用してナットをエポキシパテで固定します。
ブラケットを金床とハンマーで曲げたんですか、曲率が左右で揃いませんでした。
ってことで、一方はベースとの固定用の穴とネジ部が絡んでしまったんで、ベースとの固定用穴を避けてネジ山切り直しです。
(ブラケットのU字の間隔がタップ通すのに十分あって助かりました)
ベースとの固定用のビスを締めるためにドライバーを通す穴を開けておきます。
また、ダッシュボードの傷つき防止の為にダッシュボードと接触しそうな部分にはゴム板を貼り付けておきます。
ネジ穴と対向する部分にもゴムを貼り付けるのですが、ダッシュボードとブラケットが平行に付く訳ではないので、ゴムを斜めに切断して貼り付けておきます。
ベースとブラケットを3mmの皿ビスで固定した状態。
ベースの厚みがナット分位しか無いので、ナットから飛び出す分を予め圧着ペンチでビスを切っています。
ネジ山にはダッシュボードに固定するために5mmの蝶ボルトをセットしています。
このままダッシュボードにセットして、調子に乗って蝶ボルトを締めてしまうとダッシュボードを割ってしまうので・・・。
19*3のフラットバーを切り出し、ズレ止めの為に蝶ボルトが当たる部分を貫通しない程度にドリルで掘って、ダッシュボードに当たる部分にはボンドG-17で滑り止めシートを接着したプレートを用意します。
ダッシュボードの代わりに段ボールを挟んでいますが、このようにします。
こうしておけば、ブラケットごとETC車載機本体を取り外すことが可能になります。
更に、3mmの皿ネジ4本を外すことでブラケットからベースごとETC車載機本体を取り外せます。
両面テープでダッシュボードに接着した場合のように、クルマの入れ替えの際、大騒ぎしながら取り外す(しかもテープの跡が残る)ことは無くなります。
とりあえずは、車載機なんかクルマと一緒に使い捨てにして新しい物を貰えばいいんですが、一体いつまで車載機を無料で配るのか判らないので、取り外しに困らないようにしておきます。
ベースに車載機本体を付属の両面テープで取り付けて、準備完了です。
いよいよクルマに取り付けます。