ゾックス 5インチDVDプレイヤー DVD-P500の修理

\500ナリのジャンク品DVDプレイヤー


PCショップの中古コーナーにて\500のネダンに惹かれて購入してみました。
箱に「ヒンジ不良、DVD再生しました」との表示があったんで、最悪でもゴミになることは無いでしょう。
ヒンジ不良なんて機械的な不具合の修理なんてお手の物だしね。


箱を開けて付属品なんかを確認してみます。
ACアダプター(AC100V→DC12V)、DCカーアダプター(変圧回路無しで、ヒューズ内蔵のシガーソケット直結)、 リモコン(ボタン電池欠品)、外付けタイプの専用バッテリー(専用タイプのセルで構成)、取り扱い説明書など一式揃ってます。

専用バッテリーをACアダプターを利用して充電してみましす。
充電後の出力電圧を測ってみると8V程度しかありません。
説明書によると満充電でも2時間程度の稼働時間ということで、DVDを観るには元々厳しい為このバッテリーは綺麗サッパリ 諦めることにします。

液晶画面のヒンジはパカパカを通り越して完全にスカスカなんですが、DVDは綺麗に再生してくれます。

それではこのヒンジの修理に集中してみます。


液晶画面周辺の3本のビスを取り外します。
(写真○部分)
外してもパネルはびくともしません。
ケースを割らないように注意深くこじってケースのはめ込みを外していきます。
ヒンジ直近の辺りから攻めていきます。


ケースを開けてヒンジ部分を確認してみます。

確認するまでも無く、ヒンジ取り付け部分のプラスチックは粉砕されてヒンジが全く固定されていない状態です。
このままヒンジ取り付け用のナットを何らかの方法で固定すれば修理完了!なんですが、破損した原因が残っていればまた同じ現象が発生してしまいます。
ということでヒンジをニードル・プライヤーで掴んで回転させてみます。
えらい固いです。固着していると言ってもよい位です。

このままではどんな方法でナットを固定しても、またすぐむしり取れてしまいそうなんで、ヒンジをスムースに動くようにします。
ケースのプラ部分に付着しないように気をつけながらルーセンを吹き付けてプライヤーで回転させます。
元から比べると、大分軽く動くようになったんでナットの固定にかかります。


ナットをエポキシ接着剤で固定するつもりですが、ナット単独で接着するとネジ山に接着剤が入り込んでビスが入らなくなる恐れがあるんで ナットから飛び出すギリギリまでビスをねじ込んでおきます。
元々ナットが固定されていた形跡が残っているんで、ナットを元の位置に瞬間接着剤で接着してしまいます。
これはエポキシ接着剤が硬化する間にナットが動かない為の仮止めです。
瞬間接着剤が硬化したらセメダイン・ハイスピードエポ(1分硬化)をナットの周辺に盛りつけていきます。
ナットを確実に固定したいんで、ナットと接着剤の間に空間ができないように確実に接着剤を盛りつけます。
1分硬化というだけにナットが埋まりきる前に硬化しだすので、2度に分けてたっぷり盛りつけます。

一晩放置して、完全に硬化したらナットからビスを抜き取り元通りヒンジをビス留めします。
この状態で動かしてみます。ヒンジが回転してもビスは動いていないようです。
元通りにケースを組み付けて修理完了です。

画面が5inと小さいのがちょっと残念ですが、まぁ\500なんで良しとしましょう。


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